美瑛メルヘン写真館 旭川・美瑛・富良野ショップ｜北海道旭川市

昨日の夕焼けは、数年に一回しか見られない、ものすごい夕焼けでした。

私が美瑛白金温泉にある職場に転勤してきて５年になりますが、転勤してきたその年にこれまで見たことのない、すごい夕焼けがありました。そのとき以来の出来事でした。その５年前から、夢をもう一度と待ちに待ちました。そして、ついにそのときが来たのです。昨日は記念すべき一日に名なりました。さて、そのものすごい夕焼けとは、どのような夕焼けなのでしょうか。雲が少ない快晴の西の空では、ただの夕焼けになってしまいます。一番の条件は、すごい夕焼けを演出する雲が西の空になければだめなんです。その素晴らしい雲が昨日の西の空にありました。夕陽がカラマツの木に沈んでから、刻々とその夕焼けの雲の姿は変わっていきました。その写真をここのホームページのアルバムにアップしていますので、どうぞ、ご覧ください。

美瑛には田畑がちゃんとあります。畑が目立っていますが、田んぼもたくさんありますよ。

美瑛の風景写真では畑ばかりで、田んぼをテーマにした写真や動画は、ほとんど見たことがありません。それは美瑛独特の丘には畑はありますが、田んぼはないので、おのずと写真を撮る人は皆無だからです。山があると川の源流が必ずあるように、十勝岳連峰というたくさんの山があると、たくさんの川ができて麓に流れてきます。川ができると谷ができて、平たんな土地ができます。そこには畑以外にも田んぼが作られます。美瑛の丘の上には畑が多いですが、川が近くにあり平たんな広い場所があると田んぼが多くなります。美瑛の写真で田んぼだけを撮っては美瑛らしさが出ません。そこで私は美瑛の丘の先端部分と、田んぼを一緒に撮りました。そのようなすごいところが美瑛にはあるのです。美瑛の丘は200万年前の十勝岳噴火の際に発生した大火砕流によって形成されました。ということは、この田んぼの場所は、はるばる20㎞以上離れたところからここまでの流れてきた大火砕流の終点ということになります。

美瑛の観光スポット『四季彩の丘』、「マリーゴールド」のパッチワークです。

『四季彩の丘』へ行った方は、お分かりだと思いますが、この展望花畑は平たんではなくて、丼ぶりのように上から下って、また登るという地形になっています。チケットを買って、入り口から入場すると平たんなお花畑がありますが、少し歩くと急激な下り坂になって、たくさんの花のパッチワークや正面には十勝岳連峰が、左には大雪山やトムラウシ山など大雪山国立公園の山々が見えます。私も観光客の方々も一応に、ここからの風景をカメラやスマホに収めています。そして、何割かの方たちは丘を下って丼ぶりの底へ向かいます。そこから撮った写真がこの「マリーゴールド」のパッチワークの写真です。丘の上からとは、まったく違った風景が見られます。ぜひ、『四季彩の丘』へ行った際には、丼ぶりの底まで行ってみてください。トラクターが引っ張る遊覧車もありますので、足に不安がある方も大丈夫ですよ。
 

美瑛の観光スポット『赤い屋根の家』、ヒマワリの花が咲いていました。

『赤い屋根の家』は、新栄の丘からと、ここの丘を降りたところから見ることができます。いつもは新栄の丘から撮っているのですが、それは十勝岳連峰が見えるときです。この丘の下は展望がそうでもないので、あまり行くことはないのですが、今回は違っていました。それは『赤い屋根の家』の前の畑にヒマワリが咲いていたのです。たまにちょっと寄ってみるかと思ったら、いやいや驚きました。美瑛に転勤してきて５年になりますが、『赤い屋根の家』の畑にヒマワリが咲いているのを初めて見ました。といってもこのヒマワリは観賞用ではなく、緑肥なのです。来年はこのヒマワリの肥料から、新しい作物ができることになります。

この写真には、ふたつのパッチワークがあります。分かりますか？

ひとつ目は、手前にある「花のパッチワーク」です。もう何回も私の写真で登場している『四季彩の丘』の正面にある見事な「花のパッチワーク」です。そして、もうひとつの「パッチワーク」はその奥にある「畑のパッチワーク」です。美瑛の丘はそのほとんどが畑ですが、様々な作物の畑があるために、作物の色の違いでパッチワークのように見えるのです。いま緑色になっている畑は、ビート畑とマメ畑です。そして薄い緑色は、トウモロコシ畑や麦などの緑肥の畑です。また所々に収穫した後の土色になっている畑もあります。このふたつのパッチワークを一枚の写真に撮れるところは、美瑛のここだけでしょう。そして、そこにアクセントとして、四季彩の丘に立っている木の葉っぱを添えました。

2025年『美瑛メルヘン写真館』カレンダー卓上タイプ、最後のページの写真をご紹介いたします。

昨日の12月で卓上カレンダーのご紹介が終わった思った方が多いと思います。じつは卓上カレンダーは両面印刷で14枚の写真の構成でできています。表紙の一枚と、12か月分の12枚、そして12月の裏にある一枚です。その一枚を何の写真にするか、これもかなり迷いました。なんせたった一枚の写真ですから、競争率が高いです。一番に考えたのが、全面印刷なのですごいインパクトを出せる写真がいいなあと思っていました。それがこの夕焼けの写真です。壁掛けタイプにも同じ場所から撮った夕焼けの写真がありますが、卓上タイプにも一枚ほしいという思いから選びました。最後のページは月に属していないフリーの場所なので、夕焼けが見たいときは最後のページをめくって楽しんでいただければと思います。

2025年『美瑛メルヘン写真館』カレンダー卓上タイプ、12月の写真をご紹介いたします。

ついにラストの月になりました。12月と言えば、定番の「クリスマスツリーの木」ですね。雪が降らない季節には、なかなか行くことがないですが、冬になると毎日のように通勤途中に寄っていきます。それはカレンダーの写真を撮るためです。そのためには、やはり夕陽が素敵でないといけません。そして、この写真のようにレアな状況があれば最高です。この写真の何がレアかというと、「クリスマスツリーの木」の方向にユキウサギの足跡があることです。これはなかなかないシチュエーションです。これは間違いなくカレンダーの写真に当選確実だと思ました。この写真をカレンダーとして皆さまにお見せできて、本当に苦労した甲斐がありました。

久しぶりに晴れて十勝岳連峰が見えたので、美瑛の観光スポット『四季彩の丘』へ行ってきました。

夏の十勝岳連峰はいつも見られると思ったら、とんでもないです。ほとんどの空が青空でも、十勝岳連峰だけがすっぽりと雲の中にあるということも珍しくはありません。この写真では十勝岳連峰が見えますが、このあとすぐに山の方の雲がドンドンと湧いてきて、ついに山が雲に隠れてしまいました。本当に山の天気は変わりやすいですね。ところで、四季彩の丘のお花畑ですが、この写真の花は、ダリアです。植えられるところは毎年変わりますが、必ずどこかで植えられています。今年は、このメインの場所に植えられていたので、十勝岳連峰とコラボで撮ることができました。本当にたくさんの色の花があるので、とても華やかな写真になりました。

2025年『美瑛メルヘン写真館』カレンダー卓上タイプ、11月の写真をご紹介いたします。

この写真を撮ったところは、白金温泉の私の職場です。朝起きて外を見ると雪が降って少し積もっていました。雪かきをするほどの積雪ではなかったのですが、紅葉の葉っぱに湿った雪がのっていました。秋の紅葉の景色に、冬の雪化粧がある風景は、なかなか見られるのものではありません。本当に素晴らしい朝のドラマチックな風景にうっとりしている暇はありませんでした。すぐに外に出て撮影です。標高700ｍぐらいのところにある職場だから撮れた写真です。美瑛市街に行くと雪ではなく、雨が降っています。このときほど、この職場に転勤して来てよかったと思ったことはありません。なんせ、目の前に十勝岳連峰が、十勝岳の噴煙を見ることができるのですから、本当にありがたい職場です。

2025年『美瑛メルヘン写真館』カレンダー卓上タイプ、10月の写真をご紹介いたします。

この写真は、白金温泉の白髭の滝が見下ろせる「ブルーリバー橋」から撮ったものです。十勝岳連峰にはもう雪が降っていて、白いものが見えます。橋の下には白髭の滝が流れ落ちる川、ブルーリバーと言われる美瑛川が流れています。ブルーリバーと言うぐらいですから、川の水は青いです。なぜ青いかというと、滝のすぐ上流にアルミニウム成分を含んだ硫黄の川が美瑛川の清流に合流して、コロイドという現象により、川の水が青く見えるのです。私は実際にその合流地点を見たことがありますが、本当に世界的にも珍しいところだと思います。