今日も『四季彩の丘』の写真のお話をしたいと思います。この写真の花は、「菜の花」です。
じつは「菜の花」をこの丘で見るのは初めてなんです。しかし、晩夏になると、この「菜の花」にとても似ている花が、この丘では必ず見られます。その花は「キカラシ」という小さい黄色い花をたくさんつける緑肥となる作物です。美瑛に初めて来たときに、「菜の花」は春の花なのに、なんで夏の終わりに美瑛の丘で「菜の花」が咲いているのだろうと不思議に思ったことがあります。「菜の花」は皆さまご存じのように菜種油が作られますが、「キカラシ」は花が咲いたら土と一緒に耕して肥料にします。一目見ても、この種類の花を見分けることは難しいですが、「キカラシ」は「菜の花」よりも背丈が低く、花弁の大きさも小さいです。花が咲く季節が違うというのは、花を比べてみることができないので、なかなか分かりずらい二つの花のお話でした。
2024年05月14日 04:00