昨日、『青い池』をご紹介しましたが、雪解けになると、今年も自然の怖さを知らされました。
この写真の左隅に木が雪の上に横たわっています。この木はどこからか運んできて池に投げ入れたものではありません。もうお気づきだと思いますが、池のなかにある立木が折れて、池のここまで流れてきたのです。春になると、毎年このような木が至る所で見かけます。まだそんなに見えませんが、雪が溶けてくると倒れた木が見えてきます。池の自然環境がそれだけ厳しいということです。近くにある白樺街道の生木の白樺の木が折れたり、しなっている姿を見かけます。池の中の立木は枯れ木ですから、生木から比べたら本当に弱くもろいでしょう。毎年、年を重ねるごとに池の中の立木は減っていき、しまいにはすべて消滅するのは必至です。池の底から木が出てくることはないですから、『青い池』の将来は立木のない景観になってしまうかもしれません。しかし、昨年、枯れ木の幹の上から、若木の白樺が生まれてきているのを発見しました。まだ雪に埋もれてその姿は見られませんでした。雪の重みなどで折れていないことを願うばかりです。今度行ったときにまた確認したいと思っています。
2024年04月14日 06:15